渡辺様
いつもお世話になっております。
イーソル 森田です。
ご返信、大変、ありがとうございます
>CDC-ACMのカーネルモジュールが組み込まれていないということでしょうか?
>古い組み込みPC用のカスタムカーネルで容量を減らすためにモジュールをほとんど無効にしているものはありましたが、
>最近のものは通常は有効になっていると思います。
CentOS6.8にはCDC-ACMのモジュールは組込まれているようです。
LIDAR等のCDC-ACMとして動作するUSBデバイスは接続時にモジュールがinsmodされていました。
メールをお送りした後、こちらで少し調べてみましたが、TF-2MD3をCentOS 6.8の
環境で認識させる場合は、以下のコマンドの実行が必要のようです。
----
echo "0x<TF-2MD3のベンダID> 0x< TF-2MD3のプロダクトID >" >> /sys/bus/usb/drivers/cdc_acm/new_id
----
上記の実行後、TF-2MD3を接続することでCDC-ACMとして認識させることができました。
>UARTのコネクタは、現在のファームウェアではデバッグ用の出力に使用しているため、
>制御には使用できません。
こちら了解致しました。
上記の方法で、TF-2MD3がCentOSの環境で利用できているので、
今のところは問題は有りません。
以上、何卒、宜しくお願い致します。
-----Original Message-----
From: Atsushi Watanabe [mailto:
atsushi dot w at ieee dot org
]
Sent: Friday, October 14, 2016 3:23 PM
To: tf-2md3-devel
Subject: [tf-2md3-devel:00153] Re: CentOS 6.8での動作またはUART経由での使用に関して
森田さま
渡辺です。
CDC-ACMのカーネルモジュールが組み込まれていないということでしょうか?
古い組み込みPC用のカスタムカーネルで容量を減らすためにモジュールをほとんど無効にしているものはありましたが、
最近のものは通常は有効になっていると思います。
また、Linuxの場合、明示的に無効にしなければ、CDC-ACMデバイスは自動的に
汎用のドライバが読み込まれるはずです。
使用しているカーネルのバージョンと、
カスタムしたカーネルか、デュストリビューションが提供するカーネルか教えてください。
カーネルモジュールが存在しているかは、下記コマンドでご確認いただけますか。
$ find /lib/modules -name cdc-acm.ko
また、USBを接続した際の dmesg に表示される情報をいただけますでしょうか。
UARTのコネクタは、現在のファームウェアではデバッグ用の出力に使用しているため、
制御には使用できません。
次のバージョンのファームウェアでは、RS-485の通信は可能になります。
(ファームウェアのページにRC版があります。)
ただし、RS-485の通信は、TF-2MD3を複数連結することを想定したプロトコルになっているため、
PCと直接通信するPC側のソフトウェアは現在のところ用意していません。
// Atsushi WATANABE
// Assistant Professor
// Field Robotics Laboratory, Tohoku University // 6-6-10, Aramaki-Aoba, Aoba-ku, Sendai, 980-8579, Japan // Phone: [Telephone number removed] / E-mail:
atsushi dot w at ieee dot org
2016年10月12日 20:35 Morita, Shoji <
s-morita at esol dot co dot jp
>:
> 渡辺様
> いつもお世話になっております。
> イーソル 森田です。
>
> TF-2MD3をCentOS 6.8の環境で使用することを検討しておりますが、
> USBデバイスが認識しない状態です。
> LinuxのCDCドライバにおいて、TF-2MD3を使用する上で必要な要件が
> あるように思われますが、何かお気づきの点はございますでしょうか?
>
> また上記の問題の回避策として、USBデバイスとしてではなく、UART接続
> で使用する方法も検討しておりますが、これに必要なファームウェアや
> ハードウェアの設定などがあれば頂ければ幸いです。
>
> 以上、何卒、宜しくお願い致します。
>