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tf-2md3-devel@t-frog.com

Re: TF-2MD3-R6の使用方法と故障について

Date:
Fri, 21 Aug 2015 13:03:45 +0900
From:
Atsushi Watanabe <
atsushi dot w at ieee dot org
>
To:
tf-2md3-devel <
tf-2md3-devel at t-frog dot com
>
Subject:
[00094] Re: TF-2MD3-R6の使用方法と故障について
松本さま

ドライバ開発者の渡辺です。

TP等の電圧から推測できる範囲では、
・ドライブ基板は正常
・コントローラ基板の電源IC(IC2, Micrel Inc, MIC5355-S4YMME)が故障
の状態だと思います。

> 認識されなくなった原因として、前日使用していた際に短い時間でしたがモータ回転中にモータに逆回転の力を掛けてしまった事が原因ではないかと考えています。

基本的には、力をかけただけであれば、出力トルクの制限がかかるだけで、特に問題はありません。
過負荷でブレーカが落ちた場合や、大きな負荷がかかっている状態で電源を遮断した場合などには、モータの誘導電圧により、同じ電源系統に接続されている物が破損する場合があります。(多くの場合、このタイプ故障ではドライブ基板のFETが破損しますが。)
モータドライバのマニュアル3.3章(Manual
rev.5)に記載の計算方法で、電源にキャパシタを追加すると、故障を防げる場合がありますので、追加をおすすめします。

また、念のため、引き続き別のドライバ等を接続して利用する場合は、TF-PW36-5/12M基板の5V出力端子の電圧が正常かあらかじめご確認下さい。


渡辺

2015年8月20日 22:09 松本廣一郎 <
14tm124k at shinshu-u dot ac dot jp
>:
> お世話になっております。
> 信州大学大学院自律知能システム研究室の松本と申します。
>
> T-frogモータドライバについてご質問させていただきたい内容がございます。TF-2MD3-R6ドライバと24V電圧を印加したTF-PW36-5/12M電源基盤を使用してTF-M30-24-3500-G15モータを動作させており、つい前日まで正常に動作していたのですが、本日ypspur-coordinatorを立ち上げたところTF-2MD3-R6ドライバが認識されないという状況に陥ってしまいました。
>
> 症状は以下の通りです。
> ・ドライバのコントローラ基盤上のLED1~3がすべて消灯
> ・LED4及びLED5は点灯
> ・Linuxで接続しても認識されない(ttyACM0が出てこない)
>
>
> 以前フォーラムに投稿されていた、似たような症状の投稿に対する返信内容からいくつか電圧をテスターで測って見たところ、以下の通りになりました。
> ・コントローラ基盤のTP1〜TP3とGND間電圧が、それぞれTP1が0.6V、TP2が0V、TP3が4.8V
> ・ドライブ基盤の[V-]と[U],[V],[W]端子との平均電圧が10.3V
> ・D1およびRN6端子のマイコン電源取り込み部とGND間の電圧値がともに1.05V
> ・ドライブ基盤のC93のキャパシタ電圧は12V
>
> 認識されなくなった原因として、前日使用していた際に短い時間でしたがモータ回転中にモータに逆回転の力を掛けてしまった事が原因ではないかと考えています。
>
>
> 故障かどうかおよび故障部位を特定したいのですが、ご教授願えますでしょうか。
> 宜しくおねがいします。
>
>
> ************************************************
> 信州大学工学部機械システム工学科
> 自律知能システム研究室
> 修士2年
> 松本廣一郎
> Tel: [Telephone number removed] (学生居室番号)
> E-mail:
14tm124k at shinshu-u dot ac dot jp

> ************************************************

References